自分自身の毎日を漫画にした人。

ハービー・ピーカーはさえない。コミック原作者として有名になってもやっぱりさえない。眉間にはいつでも深い皺があり、目はやぶにらみだし、へんに皮肉屋だし気難しいし、そのくせ寂しがり屋だし、さえない。そんなさえない男でも周囲には彼を愛する妻がいて、娘がいて、仲間がいて。というのも、この人の根っこの部分に不器用だけれど温かい心があるからなのだろうなあと思った。
主人公は俳優のポール・ジアマッティが演じ、またハービー本人やその本物の妻、仲間達、色々な作画家が書いたハービー像が登場したりと面白い構成だった。★★★☆☆

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