世界の車窓から「今回はロスのタクシーからの夜景です」

ジェイミー・フォックスさん*1演ずるタクシー運転手・マックスの目線で観賞したところ、心身共に疲労感てんこ盛り。助演ではなく、主演でよろしいのではないかと思われる程、その人物像が丁寧に描かれており、彼が危機に面する度「ああっ!」と思わず声を上げてしまう始末。引き込まれ過ぎで、冷や汗かきすぎ。★★★★☆

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人間が思い悩んだりした時など、星空を見上げて自分に言い聞かせる例の「宇宙から見たら自分の存在(悩み事)なんてちっぽけなもの」というやつ。トムさん演ずる殺し屋ヴィンセントも、何度もこのような意味合いの事を言っていたのだけれども。彼は心底クールにそう思っていたというよりも、「〜だから自分が人一人殺したところで大した事じゃない」と自己暗示をかけるために口にしていた。ように感じました。見当はずれかもしれないけど。中の人がトムさんだし。
(「宇宙に比べれば…」って事実そうなのかもしれないけれど、悩み事を矮小化させる時以外にこれを使うと、案外凹む。ああ、自分の人生意味無いのかーとか考えて相当凹む。凹むな自分)

*1:今までは『エニィ・ギブン・サンデー』でゲロを吐く人として記憶されていました。年取りましたな。