植えたものはいつかは刈らねばならないらしく、折角の休日というのに朝も早くから稲刈りに駆り出された。刈るのはもっぱら機械及び父上の仕事であるから、私や母は刈り取られ結束ロープで束ねられほかされたそれらを拾い集めて、物干し状のものにせっせこかけてゆけばいいだけ。ちょろい。ように見えるがどっこい、明日は体の節々が悲鳴をあげそうな予感ひしひしな非日常的な動きを延々ってのは、なまりきった私にはハードに過ぎたよ。
この一粒が贅肉を落とす……と念じつつ、半日汗を流してみたけれど、夜、風呂上がりに乗った体重計の数値は前日比微増だった。増えるなバカ。