仕事納めは半日で無事終了。帰宅途中、入院中のオジイに会いに行ってきた。着いた時にはまだ眠っていたので、隣で本を読んでいたら、むくっと目を覚まして、トイレに行きたいと言うオジイ。ふらつくようなので脇を支えたらば、思いのほかその身体が小さく感じられて、なんだかちょっと切なくなった。軽いんだ、ものすごく。しばらく話していたら、午前中に母が愚痴られたのと同じ愚痴をわたしにもこぼすオジイ。「(父が)見舞いに来ないのは、薄情だからだ」云々。普段は喧嘩ばかりしているくせに、顔を見せないと寂しがる。やっぱり父子なのねと、しんみりしたんだけども、年末は鬼のような激烈勤務で心身ともにボロボロ状態の父に、行かなくちゃダメだよとも言えないし。ううむ。
家に戻り、母上とオジイの状態やら何やら情報交換をしていると、頭の上の蛍光灯が点かないことに気付く。紐を引っ張っても、引っ張れない。分解してみてみようということになり、ねじ回しでいじくるものの、何が悪いのかわからない。直さないと今夜は真っ暗だよ!ということで、年末こみこみ間違いなしの家電量販店に、母と二人で久々のお買い物。
行き掛けの車中では母が、「最近のおとうさん(父)ってば忙し過ぎて、機嫌も体調も悪くて……」と愚痴をこぼす。「でもさ、機嫌が悪いのにはちゃんと原因があるんだからまだいい方よ。原因不明ならこころの病確定だもんよ」と気休め百パーセントな受け答えをしたところ、何がハマったのか、母上大笑い。つられてわたしも大笑い。
なんだかいろいろあるけれど、夕方の笑い一発でドンマイ、オーライな気分になれたので、日々ニコニコしていけたらいいなあと、年の瀬に思ったのであった。笑うとけ精神ばんざーい。