ペネロペ嫌いを克服。

天国と地獄、両陣営が(死期の迫った)一人の元ボクサーを巡り争奪戦を繰り広げる。というお話。
使用言語やモノクロ・カラーの使い分けだとか、両界を過剰に俗っぽく(まるで企業内の派閥抗争やら業界内覇権争いのようなドタバタ。死後の人間の送致先は裁判で判事が決定)描いたのは分かり易さを狙ったのか、おかしみを狙ったのかわからないけれども。実際、分かりやすくて面白かった。
両界の各“本部長”、各工作員達ともに対照的でそれぞれに魅力的。中でも地獄側からの工作員カルメンペネロペ・クルス)が悪カッコよく、観終わった後には我知らず惚れていました。★★★☆☆

ウエルカム! ヘブン [DVD]

ウエルカム! ヘブン [DVD]

『ウエルカム!…』の劇中、カルメンが生前に見逃した映画をTVで観るというシーンがあったのだけれども。流れてきたメロディにへんに懐かしさを感じてしまい翌日即、該当作(『グッドフェローズ』)のDVDを借りてきてしまいました。
グッドフェローズ スペシャル・エディション 〈2枚組〉 [DVD]

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「ガキの頃からマフィアになるのが夢だった」主人公の半生を実話を基に描いた、M.スコセッシ監督作品。デ・ニーロの演るマフィアはいつも同じだ……とか。引き金の短い人間というのは始末が悪い……とか。レイ・リオッタは日本人に置き換えると誰だ、竹内力か……などとTVに向かってぶつぶつ言いながら観賞しました。★★★★☆
関係ないけれど、この映画の主題歌は不思議に気分を高揚させる効果があるように思う。王道メロディというか。*1

*1:『愛と青春の旅立ち』と良い勝負だと思う。