就寝前習慣。

目が疲れるまでDVDを観て、それでも眠れない時には『本当の戦争の話をしよう (文春文庫)』を読んで気絶するのを待つというパターンが定着しつつあります。肌劣化速度がグングン加速。
この本は村上春樹さんが訳したからなのか、原文自体の持ち味なのかわからないけれど、全体的に淡々とした文章。ベトナム帰還兵の書く当時の出来事には、過剰な血生臭さは感じられません。というか戦闘シーン自体が殆ど無い。けれど、そこに放り込まれた人達の抱える気持ちは伝わってくる。ような気になってるだけかもしれないけども。
作者の出征前の葛藤を描いている「レイニー河で」を読んで、その心情に自分を重ね合わせるのは自殺行為だな。と読む度思うのだけれど毎回やってしまう私はM気質。

本当の戦争の話をしよう (文春文庫)

本当の戦争の話をしよう (文春文庫)