なんでいままで読まずにきちゃったんだろう。

映画では何度も何度も観ているくせに、原作を読んだのはこれが初めて。半日かけて全7巻を読みながら、何度か泣きそうになったんだけども、その箇所がことごとく、誰かが誰かの盾になるシーンばかりだったのはたぶん偶然じゃない。それこそがわたしの泣きのツボ。自分には決して真似できそうもない尊い行いにゆさぶられて、というのもあるし、彼らがその行動のより所としているであろうゆるぎない信条や誇りみたいなものがうらやましかったり、まぶしすぎたり。とにかくこころわしづかまれまくった。

風の谷のナウシカ 全7巻箱入りセット「トルメキア戦役バージョン」

風の谷のナウシカ 全7巻箱入りセット「トルメキア戦役バージョン」

それにしても、わたしの密かな十八番モノマネ、大ババ様によるクライマックスのあれ(そのものあおきころもをまといてこんじきののにおりたつべし云々)が実は大ババ様によるものではないと知ったときの衝撃はでかかった。ジイ様なのですかよと。