マルコ・ブランビヤ監督『エクセス・バゲッジ』
1997年作品。金持ち娘のエミリーが、自作自演の誘拐事件を起こし、あとは保護されるのを待つだけと車のトランクの中でじりじりしながら待機していたらば、間抜けな車泥棒ヴィンセント(デル・トロさん)がそれと知らずにその車を盗んでしまったことから始まるドタバタ騒動。デル・トロさんがなんともいえない抜けっぷりで、母性本能をくすぐるタイプの人間を好演している、わたしにとってはたまらない作品。
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 発売日: 1999/04/02
- メディア: DVD
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彼女を捜し出すべく、警察はだしの敏腕ぶりを見せるレイおじさんの役でクリストファー・ウォーケンも登場。その語られはしないけれど察せられる職業の雰囲気をプンプン漂わせていたのは演技力なのか、わたしに植え付けられた偏ったイメージによるものかわからなかったけれど、ここでも独特の味を出しまくっていた。この人も好きだ。
物語自体はひねりもなくて素直な感じ。車泥棒とお嬢さんの間に流れる、ほっこりした雰囲気が良かった。