トム・ブラディ監督『ホット・チック』

2002年米国作品。A.サンドラーが製作総指揮で参加。女子高生のジェシカ(レイチェル・マクアダムス)は、あるアクセサリーにかけられていた呪いの所為で薄汚い強盗犯(ロブ・シュナイダー)と体が入れ替わってしまう。困った彼女は親友エイプリル(アンナ・ファリス)に助けを求めるのだけれど……というドタバタ喜劇。ドタバタドタバタづいてる。

ホット・チック [DVD]

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母娘入れ替わり(フォーチュン・クッキー)、同級生間の入れ替わり(転校生)などチェンジものにもいろいろあるけれど、それらはたいていが知り合い同士の二人に起こる出来事であるのに対して、本作は全く見知らぬ人同士というあたり、あら、新鮮!と思った。
とにかくロブ・シュナイダーが上手いというか、外見おっさんなのにちゃんと女子高生に見える!ような気にさせてくれるからすごい。でも気持ち悪い。おっさんが楽しげにパジャマ・パーティしたり、子犬みたいな上目遣いでテトテトテト…と乙女歩きで寄ってきたり。実に気持ち悪い。けど、とても愉快でありました。脇役の人たちもいい味出してる人が多くて、濃いなあ……といい意味で思った。
話の筋とは全然関係ないが、(心は)ジェシカ(体はおっさん)が初めて小便をする際にドアマンから与えられたアドバイスには「へぇー」と感心。

ほどよい強さで服従させるんだ!

一生使えそうもない知識ながら、勉強になった。ぎゅーっと握ったらでないもんな。うん。