テレ東『おりん』第五話・哀しみの花嫁御寮
今回はちょっと、今までになくいい話だったあまり長すぎるため、たたんでみる。
- 冒頭からいきなり疲労困憊フラフラ状態のおりんが宿場町に登場
- 宿屋で「(女子の)おひとりさまはちょっと…」と断られるも、ちょっと人相の悪い親切一家に相部屋にしてもらい事なきを得る。というか毎回遠くからおりんを見張っているたくましんと一緒に旅をしていたらこんな目にあわなくてもすむのにと思うが、きっと無理
- 人相の悪い家族はやっぱり悪人(追っ手の手鎖人)だったようで、寝首をかかれそうになる
- が、返り討ちにしてほうほうの体で逃げるおりん。足は裸足
- おりん殺害失敗の報を受けキれる首領、捨て台詞は「私が育てた野獣、おりんめ…」
- 裸足はきつかったのか、ぼろ布でお手製スニーカーを作ったおりん
- 逃げながら偶然に辻斬り愛好家(本宮泰風さん:松本あっこさんの夫)に遭遇し「この刀がそなたの肌を所望しておる」と、斬り掛かられる
- 当然のようにおりんの返り討ちにあい、「いたいよー、いたいよー」と泣く辻斬りさん
- またもやよろよろと逃げるおりん、途中で今度こそ本当に親切そうな役人(西村和彦さん)に会い会話を交わすも突然ぶったおれる(体力の限界)
- やっとたくましんが登場。今回も川辺で釣りを楽しむ体を装いつつ密偵の報告を受ける。というか川辺好きねえこのひと
- おりんに逃げられた辻斬りさんは自宅で剣の手入れ中。変態っぽい発言「(剣が)ゾクゾクするほど美しいのう」が光る。おりんに対し憎しみを募らせているようで「くっそー、あの女めぇ」と目をギラつかせる
- 倒れたおりんをかくまい看病をするお役人さんは仕事熱心なあまり三十路にして未だ独身の信吾さんで、母てるえ(宮園純子さん)と二人暮らし。嫁入り前の妹小雪を19歳で亡くし以来、母上はふさぎがちだったが、小雪そっくりのおりんのおかげで元気をとりもどす。信吾さんも嬉しそう
- 体力を回復したおりん、出て行こうとするが「小雪着るはずだった花嫁衣装に一度でいいから手を通して」と乞われ、作りかけの白無垢が完成するまで逗留することにする
- 自分が訳ありである旨、信吾さんに打ち明けながら回想シーン。リアル母上(梶さん)登場
- 手料理(だし巻き卵)や針仕事(母上の手伝い)など、嫁っぽいことをするおりん、束の間の幸せ風景。ほっこりほこほこした感じが逆に不安をあおりやがる
- お役人信吾さんの元に、似てないけど確かにおりんの人相書きが届くが、幸せそうな母上の手前知らないふりをすることにする。というか、信吾さんもちょっとおりんにほの字っぽい
- 辻斬りさんは信吾さんの上司の息子だった!しかも自分の連続殺人の罪をおりんに着せようと工作開始。卑怯だわあこのへんたい
- おりんにかけられた疑いを晴らそうと必死で捜査奔走する信吾さん。素敵すぎる。ついに真相にたどり着くが、真犯人の父でもある上司に報告をしたところ逆鱗に触れ、体中にみねうちをされまくる
- 母上と信吾さんを治療するナースおりん
- 花嫁衣装完成。白無垢姿のおりん、ちょっと木村多江さんに似ている(いっそ木村さんがおりんだったなら…と無理な望みが一瞬頭をよぎる)
- 母上てるえ「どうです、三国一の美しさでせう」と絶賛。うちの嫁になれと熱心に口説く。よほどおりんが気に入った模様。いい人過ぎて泣ける
- というか、たくましん出番が少ない
- 幸せそうな信吾さん・てるえ・おりんをよそに、手鎖・辻斬り同盟結成。標的は信吾さん宅。うそーん、やめてー。と、心底思う
- 急襲を受け必死で戦う信吾さん、おりん。てるえも小刀で応戦するもあえなく斬られる。母上ええええええ!
- 怒りMAXのおりん、白無垢からレオタードへ瞬間着替え
- たくましんはまだか、遅い。遅すぎるぞ
- と、思ってたら信吾さんが鎌でやられたああああ!!!
- たくましん、やっと助太刀。(おせーよ、たくましん!!!と本気でTVに向かって叫ぶ)
- 闇の鎖またひとつ切りましたはいいが、信吾さん親子がかわいそうすぎ
- しらーっと逃げ延びた辻斬りさん、またおなごを斬っておる
- 「お前を生かしてはおけぬ。手鎖御免」当然のごとく成敗
毎回、おりんではなくそれ以外の人に心を重ねている傾向はあるけれど、今回ほど脇役陣に心を持ってゆかれたことはなかったというぐらいに、信吾さん親子は良かった。信吾さんが主役といってもいいぐらいだった。それだけに信吾さんが最後に言ってくれた「たった四日でしたが、幸せでした。母も私も」の言葉にじーんときたわけで、どうか次回以降も芸達者な俳優さんが周囲をかこんでやってくださいねと誰ともなしにお願いをしたくなった次第。信吾さあああん!