テレ東『おりん』第六話・雨の親子情話

セガサミー提供ということは、そのうちパチだのスロだのの台に使われるのかな、おりん。レオタード変身リーチとか、手鎖御免リーチとか、首領様リーチ、たくましんリーチ、確変時には「また一つ闇の鎖斬りました」とか言っちゃうのかなとか、色々想像を巡らしてみたけれど、台になるにはそれなりに有名番組になっていないといけないんじゃないかと思うわけで、ということはどんどんこれからこのドラマ面白くなって、いかなくちゃいけないんじゃないのかしらとわくわくしつつ鑑賞。

  • 旅の途中にまたもや、怪しい追っ手から逃げまどう女子と遭遇おりん
  • 今回の女子は口減らしで飯盛旅籠に年季奉公に出された、幸薄そうな顔のおみつ(高松あい)さん。父の死を聞きつけて、いてもたってもいられず脱走してきたようで、追っ手は奉公先の人たちだったみたい
  • おりんに助けられ自宅へ帰還するおみつ。しかし母は「後生だから、(仕事場へ)帰っておくれ」と泣く泣く突き放す
  • 帰り際幼い兄弟に「あめだよ」と手土産のあめ玉を差し出すおみつ。それをむさぼり食べる兄弟の腹の減り具合が察せられる
  • 自分自身逃亡者であるおりん、「そんなに戻りたくないなら、逃げればいい」と助言するも、母や兄弟の行く末を思うとどうにもできないおみつ
  • 奉公先を目指し歩くおみつ、ふらふら状態のあまりついに橋から川へ落ちてしまう(←落ちたのではなく、身投げだったそう)
  • おりん慌てて川へ飛び込み、おみつを救助。そして、それを見ていた金持ちそうなおじさん連れが二人を助けることに
  • 金持ち風のおじさんは本陣(幕府御用達旅籠)の旦那・清兵衛(山田明郷)さんと番頭さんだった。おみつの境遇に同情し、場末の風俗店のような今の奉公先から本陣へ勤め先を変える手配をしてくれると約束。おみつ感激のあまり、手を合わせるが「私は仏じゃありませんよ」と清兵衛さん。確かに仏顔ではない
  • というか清兵衛さん、ちょっと見が悪人顔で、おみつを助けたり、おりんが訳ありと知って尚かくまおうとするあたり、何か裏がありそうな気配むんむん
  • おみつさん本陣で療養中。自分を逃がす手伝いをしてくれた(ちょっと恋仲っぽい)新八(渋江譲二)さんの存在や、彼がひどい目に遭っているのではないかという心配等をおりんに打ち明ける
  • 最近やけにいい人なおりん、新八の様子をうかがいに彼の勤務先へ出向く。予想通りおみつの奉公先の人からぼこぼこにされた様子の新八を発見。彼が落としたお守り袋を拾い、それを手渡しつつおみつの無事と生活ぶりを報告
  • おみつに「今までの暮らしは忘れて、幸せにやれよ」「俺のことも忘れろ」と伝えてくれろと言う、新八。身分違いだから?というか飯盛女に比べて、本陣勤めってそんなに遠い存在なのか
  • 町に怪しいほくろの男登場。おりんの尋ね書と並んであった「夜鴉の吉三」らしい
  • たくましん、ここにきてやっと(今回は川辺でまったりではなく町中に)登場
  • 夜鴉の吉三、何故か本陣の清兵衛さんに会いに来たよ!ゆすりか?たかりか?
  • 清兵衛さんは過去に、江戸でこの吉三とつるんでいたらしく、その頃はイチノスケという名前だった模様
  • 吉三のゆすりに断固として応じない清兵衛さん、危うく殺されそうになるも、おりんの機転で危機回避
  • 川辺(このドラマ好きねー、川辺が)でおりんに自らの過去を語る清兵衛さん。おりんも自分の事情(子供に会いに行くため旅をしている)をやんわり説明
  • 「人の道には二つに分かれる時がある」が口癖の清兵衛さん、昔付き合っていた女性を孕ませて挙げ句逃げた経験があるそうで、今もそのときの選択を後悔しているらしい。昔ワルだったという設定が、その悪人顔ゆえに説得力数倍増し
  • 清兵衛さんの捨てた子供は、行方知れず……と思ったら!
  • 新八とも付き合いのあったらしい夜鴉の吉三、彼に「お前とお前の母親を捨てた父親は、本陣の清兵衛だよ」と衝撃の告白。「恨みを晴らせ」とたきつけるほくろ野郎、にくたらしい
  • 今回の手鎖人・夜叉丸も町中に登場。元読売巨人軍の元木にちょっと似ている
  • 深刻な顔をした新八が本陣前に現れる。ばったり会ったおりんに「おみつに、今夜は嵐になりそうだから押し入れにでも隠れていろと伝えてくれ」と怪しい警告を発する、わかりやすい新八
  • たくましんも、新八と吉三の密談を立ち聞きして仕入れた情報をおりんに伝える。「めんどうにかかわらず、直ぐに立ち去れ」と助言するたくましん、どうせなら行動を共にすればいいのに、ほんとに(無理らしいけど)
  • 外は雨が降りしきる中、悪人どもが本陣に押し込み強盗を謀る。どんどんと奉公人をぶった斬る吉三に「奉公人は斬らないはずじゃなかったのか」という新八。甘ちゃん過ぎる
  • おりん応戦。撃退かと思われたが、新八が清兵衛さん(実父)の首に刃物を当ててる!恨み晴らすの?!
  • 新八が自分の子と知り、「お前に殺されるなら本望だ」と清兵衛さん。おみつは新八を止めようと叫ぶ「やめてえええ」
  • 「たとえ恨んでいたとはいえ、私のことを忘れずにいてくれたことが、嬉しい」と涙を流す清兵衛さん
  • ほろっとした空気の中、おりん目ざとく隙をついて清兵衛さんを助ける。返す刀で新八を殺そうとするも、必死で止める清兵衛さん
  • 「おふくろは死に際、あんたに一目会いたいと言っていたんだ。俺だって会いたかったんだ。でも、恨まずには生きてこれなかった、だから恨んだんだ……」と新八。泣かす
  • 雨もやみ、親子も和解を果たし、出て行こうとするおりん「たとえ娘に恨まれていようとも、会いたいのです」と決心も新た
  • おみつは感謝の気持ちを込めて作った「焼きおにぎり」をおりんに手渡す
  • それにしても今回は恩人さんたちが不幸にならなくて良かった。というか、前回もそういう風に出来たんじゃないのかしら……くそう
  • というわけで手鎖人とのバトルは道中で行われた
  • 夜叉丸!!
  • たくましん!!(「ここは俺に任せろ」って頼りになるわ、たくましん)
  • 逃げるおりんに、元木顔の夜叉丸がフリスビーみたいな武器をぽいぽい投げてくるよ
  • フリスビーは着弾すると爆発します。ドーン、ドーンと乱舞&爆破
  • うああ、ついにおりんにヒット!?おみつのくれた焼きおにぎりが、焦げおにぎりに!?
  • と思ったらレオタードに変身「手鎖御免」と元木の心臓をひとつき
  • 成敗!と思ったらたくましん、「逃げろ!」ですって
  • うあ、自爆したよ、元木
  • 次週は伊吹吾郎さん(水戸黄門の助さん?格さん?)登場。ちょっと楽しみ