悪夢がもれなくついてきた。

眉毛無しの夢も嫌だけど、先日、初めて手にしたイーガンさんの短編集を読みながら眠りに落ちたときにみた悪夢はもっとずっとひどかった。本の影響をもろ被りの悪夢。

祈りの海 (ハヤカワ文庫SF)

祈りの海 (ハヤカワ文庫SF)

自分の日々の生活をもう一人の自分さんが勝手にどんどん操縦していってしまうという筋書きの夢だったのだが、勝手に高額商品をお買い上げされてしまいお支払いは私持ちなどという具体的な不快感をはじめ、ただでさえおぼろげな自分自身の存在意義が、どんどこ薄れていってしまうぼうとした恐ろしさに、やけにべたつく寝汗をかいてしまった。今度読むときには、就寝前は避けよう。