テレ東『おりん』第十話・初恋は刃に散った

おりんが手鎖訓練生(少女)時代を共に過ごした仲間、才蔵と乙音が登場。彼らの抱くほのかな想いや、熱く燃え上がる想いなどが交錯する、いつもよりも若干メロドラマ成分おおめな回だった。切ないお話。

  • 冒頭から格闘シーンをこなし雨の中、砂浜をふらふらと歩いてくるおりん。何故か胸元に風車が刺さっているんだけども、これは一体……なに
  • 海辺で、お仏壇のはせがわCMが似合いそうな可愛らしい幼女・お菊ちゃんと出会うおりん。へろへろのおりんを気遣うお菊ちゃん。台詞はもろ棒読みなのだけれども、そこがまた無邪気な子供っぽくて良いあんばい
  • そういえば、まだ見ぬ娘おさきもちょうど同じぐらいの年頃よねえ……と二人を重ね合わせ、ほろっとしたおりん。笑顔
  • と思ったら突然、手鎖人の才蔵・乙音らが襲ってくる。応戦するおりんをよそに、三人目の手鎖人(木猿。武器は弓、名前通りに猿じみた動き)は何故かお菊ちゃんを人質にしようとするも、おりんの伸びる手鎖で耳を攻撃され退却
  • 才蔵役の村井克行さんは相変わらずココリコ田中顔(および声)
  • かたや江戸では、首領様がおりん討伐から逃げ帰ってきた部下を粛清中。容赦なし
  • 掘っ立て小屋に逃げ込んだおりん。懐いてしまったお菊ちゃんに風車をプレゼント。そして、早く家に帰るよう諭す
  • 別れ際、お菊に「私のことは誰にも言わないでね」と頼むおりん。まず無理
  • 具合の悪そうなおりんのもとに才蔵登場。薬を渡しに来ただけっぽい
  • 「病人を倒しても手柄にはならん」と言い捨てる才蔵、素敵(素直じゃないところも含めて素敵)
  • 才蔵・乙音は任務失敗の報告を、お頭の幻魔(首領様が社長だとしたら、お頭は支社長クラスか)に
  • ハゲ・年寄り・盲目設定の幻魔は、メイクと怪演技の所為で誰だかわからずじまいだった(佐川満男さん)
  • 才蔵はおりんが逃れ者になった理由を幻魔に尋ねるが、スルーされる
  • 性格の優し過ぎる才蔵がおりん側に付くことを危惧した幻魔、乙音に監視させることに
  • 才蔵に寄せる乙音の恋心が、メラメラ燃えているよ
  • お菊の家で目を覚ますおりん。前日「病気のおねえちゃんがいる」とお菊から告げられた父母により、家まで運んで来られた模様。おりんの口止めやはり意味なかった
  • おりんはすぐにでも出てゆこうとするが、親切お菊一家は引き止める
  • そこに薬売りに扮した才蔵が訪問。薬を売る体を装いつつ、おりんに逃れ者になった事情について尋ねる
  • 才蔵にならわかってもらえるのでは?と思い、全部打ち明けるおりん。「わが子を胸に抱いたとき、まっとうな人の心を取り戻せる気がする」ですって
  • 才蔵は昔からずっと、おりんに惚れていた模様。乙音の立場が……(微妙な三角関係)
  • 才蔵、お菊に紙風船をあげる。よく物をもらう子だなあ
  • たくましん、やっと出てきた。砂浜で才蔵をみつめてる
  • おりんと才蔵のやりとりをじっとりと見ていた乙音、砂浜で遊ぶお菊を捕獲し人質に。頬を両側からブニーっとおさえられ、タコチュウのような顔になるお菊
  • 気づいたおりん、お菊を助けに行くが、たちまち手鎖軍団に囲まれ危機一髪。んが、たくましんのナイス助太刀により事なきを得る
  • 乙音曰く「おりん、おぼえておれ!決して才蔵は渡さぬ!」だなんて、なんて直球な女
  • 毎度毎度、親切にしてもらった挙句、お礼どころか大迷惑をかけてしまうという、とばっちり与えまくり旅をこなしているおりんだけれども今回は相当こたえたのか「人の情けとはつらいものだ。情けを受けてもそれに応える事が出来ぬ。それどころか……」などとこぼす
  • 幻魔に、おりんから聞いた話の真偽を質す才蔵。「笑止!」とおりんを嘘吐きよばわりする幻魔をもはや信じられない感じ
  • 才蔵はおりんを人間的に信じているのに加えて、どうも手鎖人という任務自体に疑問を抱いているっぽい(「俺たちって、もしかして首領様の操り人形に過ぎないのでは」)
  • 乙音を人質に、才蔵に無理やりおりん狩りをやらせようとする幻魔。首領もゲスだが、こいつもなかなかキテル
  • たくましんがまたもや助太刀。で逃げるおりん、と才蔵
  • 乙音よりもおりんが大事な才蔵、おりんと共に逃げようと(生きてゆこうと)する。が、「自分に心寄せる女を見殺しにするような奴が人の心を語るな」とバッサリふられる
  • 人質にされっぱなしの乙音、お頭・幻魔に手篭めにされそうになるが「私は才蔵のモノだ!」と断固拒否
  • 才蔵とおりんの元に、手鎖人・木猿がメッセンジャー「乙音を助けたくば幻魔の元へ来い」
  • ふられてあっさりあきらめたのか、風を装っているのか「乙音と生きて行くよ」宣言をする才蔵。一人で救出に行くという
  • たくましん「手鎖人にもこんな絆があるのだな」、おりん「手鎖だって人間だもの」
  • 木にプラーンとぶら下げられた乙音のもとに駆けつける才蔵
  • 待ち受けていた幻魔、実は目が見えるらしい(「哀れを誘うため装っていた」とのこと。ゲスだなあ)
  • 「友ではないか!」とおりんも助太刀に馳せ参ずる
  • 幻魔にわき腹を刺される才蔵。そのすぐ後に、たくましん参上。もう少し早めに来てくれたら助かっていたのに……
  • おりんが幻魔を成敗
  • 才蔵別れ際の名言「どうやら人らしく死ねそうだ」「おりんを恨むな。おれは人として死ぬのだ。お前は人として生きろ」
  • 乙音「私一人でどうやって生きてゆけばよいのだ、才蔵!!」ベタだけど、まっすぐでいい子かもしれない、この人
  • 首領「待っていろおりん、これからはワシが相手だ」
  • ということは、今後はゲストが減少していくんだろうか。ゲストが目当てで見ているようなものなのに……不安だ