価値観をテストされているようです。

家で会社で長期に渡ってチマチマと読み進めてきた本もおよそ80頁を残すばかり。
ようやくゴールが見えてきました。長かった……よ……。

異星の客 (創元SF文庫)

異星の客 (創元SF文庫)


地球に帰還してきた火星生まれの青年(生物学的には人間)をめぐって進んでいく、ハラハラドキドキの前半部に比べ、現在読んでいる後半部分はなんというか、ついていけないくらいの主義・思想・行動*1がドドドと描かれていまして。それをいちいちヒィィーなんて激しく引きながら読む自分というのはなにげに保守的なのかもしれないな……などと思ったり思わなかったり。
主人公達は全てを分かち合う仲間を「水兄弟」と称し、あんなことやこんなことまでしてしまうのですが。最初、このフレーズに思わず(なんだか893さんの固めの杯みたいだなあ……)なんて感想を抱いてしまったのですが結果はまぁ、当たらずとも遠からずでした。多分。

*1:ヒッピーのバイブルだったそうです。フリーラヴ!みたいな。