上司曰く「春は人間にとっても発情期でしょ?違う?」
端末に向かいチマチマと仕事をする私をよそに、上司二人が茶を啜りながら交わす雑談を聞いていたらば、「春は萌え出づる季節だから、この時期になると変わった人達も活発に動き出すんだよね」と、ちょっと興味深いことを語りだしたので、すかさず集中聴講してみた。一般論から始まり、どんどん身近な実例へと進んでいくキチ□イ談義は、段々と、どっちの隣人がヤバめか勝負にシフト。負けたが勝ちな勝負であります。
- 上司Aの隣人はエリート人生からドロップ・アウトした三十代男性。ひきこもりがちな大人しい男性ながら、たまの外出時に近くの小学生(女の子)に片っ端から声をかけているのを近隣住民に目撃され、通報を受けた地元警官さんによる巡回は自然、強化された。ある日、当の本人が警官に職務質問を受けた事があったのだが、本人にあまり自覚は無いのか「この近辺にヘンな人がいるらしいですよ」と路でばったり会った上司Aに、自身が職質された事にからめてそんな事を語ったそう。
- 上司Bの隣人は昔からちょっと変わった人と評判だった四十代男性。やっぱり小さな女の子が大好きで、お友達になりたかったのか、自分の全てを見せてやる!とばかりに自分の陰茎を女の子の目の前に出して、先頃捕まったらしい。
勝負は、上司Aの方が現在進行形なので勝ち。