暑さで怒りの沸点低下。コンビニにて、簾ヘアのオジサンが叫ぶ。
「おめ、わざとチンタラ作業して!俺を、俺を、じらしやがって!バカにしやがって!わざとだべ!わざとに決まってる!いいや、わざとだ。おめ、俺のこと、なめてやがるな!こんの野郎ー!」
店内に設置されたATMの不具合を調整していた某警備会社の作業員に、今にも掴みかからんばかりの勢いで、長々待たされていることについて抗議をしていたオジサンを見ていたらば、猛暑、映画『フォーリング・ダウン』、主演マイケル・ダグラス、ブチ切れ父さんといったフレーズが頭に浮かんでしまい、「ごくごく近場のスーパーにもATMがありますよ。そちらに行かれてはいかが」なんて、気の利いた助け船を出す事はとても出来なんだ。
あの映画は私の中で夏の季語です。