古本屋で本を買うときには安さ重視でもってもっぱら、文庫100円均一コーナーを利用している。値段が値段だけに、文句は言えないのだけれど時たま、ものすごい臭いを発する本にあたることがあるので気をつけないといけない。
と、わかっているのにまたうっかり一冊、買ってしまった。頁をめくらないうちからムンムンと、目にくる強烈な臭気を発している、よほど内容が面白くなければ中途で挫折必至なスメルレベルの逸品。
臭いの系統は“樟脳臭”と“食器棚の引き出しの奥に知らぬ間にわらわら繁殖する小さい虫の死骸臭”の混じった感じ。て、わかってもらえなそうだけど他に言いようがないので、そんな感じ。