ブチ切れと善良さ。

最近はなにを観ようか迷ったときには、とりあえずコメディ作品を手にとるようにしているんだけども、中でもアダム・サンドラーさん主演作品のアタリ、ハズレの激しさはすごいなあと思う。これは好みの問題なんだろうが、私にしてみれば毎回がギャンブルみたいなものだよ。
今日は二本観て一勝一敗(ウェディング・シンガー、ダーティ・ボーイズ)だった。あぶなかった。にもかかわらず懲りずに次々とサンドラーさんモノを借りてしまうのはもう、半分自棄で、あとの半分はなんだかんだ文句を言いつつも、あの人独特のブチ切れっぷりだとか、全編に漂う善良さにすっかりやられているせいなのかも。
それにしても、毎度ブチ切れシーンで爆笑してしまう自分というのは、日頃感情を抑圧しまくってるというか、ひたすら脳内でのみファイルキャビネットや窓ガラスをドーン、ガシャーンと放り投げたり蹴り割っているフラストレーションを、サンドラーさんに代理解消してもらっている感じ、なのかしら。
一番好きなブチ切れは『パンチドランク・ラブ』のナイスキックなシーンです。とかいってたら無性に観たくなってきた。うおう。