イボヂを患う家族から、効き目のありそうなヂ専用の塗り薬を買ってきてくれろと頼まれて、「うん、いいよ!」と快諾してしまったことを、売り場に立ってはじめて後悔することになるとは、こんなに恥ずかしいものとは思わなかったよ。
棚にはメーカーの様々な商品があり、目移りしてしまった私は、仕方がないのでプロ(薬剤師さん)に助言を求めることにしたんだが、プロはプロらしく、やれ出血の有無であるとか、やれ患部の状態について詳しく聞いてきやがる。「あ、たぶんまだ血は出てないと思います」「肛門付近に一センチぐらいのボコッとしたやつが出来てるらしいんです」云々、極力伝聞口調で答えながら、なんだかこれ、自分のことなのに他人事を装ってるふうだよな、誤解されてないか?という不安がよぎったんだけども、そんな私にプロフェッショナルさんがイチオシ商品を手渡しながら笑顔で言った「おだいじに!」って一言はあれよね、不安的中って感じよね。
ぬれぎぬ。