ツイ・ハーク監督『ノック・オフ』
1998年米国作品。昼過ぎにテレ東でやってたのでダラ観し始めたんだが、途中からすっかり犯人探しに夢中に。テレビで観る分には十分過ぎるほど面白かった。
主人公はヴァン・ダムさん。この人のアクションシーンは相変わらず、とりあえずスロウまわししておけ的手法で見せようとするのな。これは多用しすぎると何のかしらんが効果薄まるだろうし、アクション自体の迫力やらキレやらが殺されかねないので、いい加減どうにかしたらいいのにと思った。あと、この人は顔のつくりが丹精すぎる所為なのか、笑顔が心底笑ってるように見えにくく、損しているなあ……と勝手に同情してみたり。というか笑顔だけじゃなく、痛そうな顔もいまいちうそ臭い。相当損してる、この人。
なんて不満じみたことを感じてしまうのは、きっと私が比較対象として用いているのがジャッキー・チェンさんだったりするからなんだろうなあ、たぶん。そんなヴァン・ダムさんの不足しがちなコメディやら人間味要素は、相棒役のロブ・シュナイダーさんが頑張って補っていたような気がする。「ジャッキー先生>>(越え難い壁)>>ヴァン・ダム+シュナイダー」ではありますが、頑張ってた。